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声を失った佐野和宏が主演作、映画への思いを語る

日刊スポーツ 10/31(月) 11:50配信

声を失った佐野和宏が主演作、映画への思いを語る

映画「秋の理由」の劇中でも使用した筆談器を手にする佐野和宏(撮影・村上幸将)

 声を失った俳優の演技からにじみ出る感情が、せりふ以上に雄弁に観客に語りかける。11年に咽頭がんを患い、声帯を失った俳優・佐野和宏が主演した映画「秋の理由」(福間健二監督)が、29日に公開された。声が出なくなった作家を演じた佐野に、作品について、妻役の女優寺島しのぶ(43)との初共演、監督と役者として生きてきた人生と、映画への思いを聞いた。

  ――◇――

 佐野は劇中で、精神的な不調から声が出なくなった作家・村岡正夫を演じた。もう1人の主演、伊藤洋三郎(61)演じる編集者・宮本守から、才能を信じて声をかけられることを苦痛に思う役どころ。劇中では筆談器を使って演じた。

 ――出演の経緯は

 「監督とは、あまりに方向性が違うので、台本を読んで最初は断ろうと思いました。ある人が『やるべきだ』と言ってくれて…」

 ――どこが違ったのか

 「福間さんは安全な人。今回、演じた書けない物書きの苦悩というか…その追い込まれ方、自殺まで考える人間の心境が“安全”。僕は、より綱渡り的です」

 「秋の理由」は、詩人でもある福間監督の同名詩集が原作。同監督は、映画化もされた小説「そこのみにて光輝く」「海炭市叙景」などで知られ、90年に41歳の若さで自殺した作家佐藤泰志さんと親交が深く今作には佐藤さんへの深い思いが込められているという。

 「福間さんが出版した、友人の佐藤さんについての特集を読み直した。多分、福間さんには(声が出ない作家を)よみがえらせたいという思いがあったんじゃないかと。最後のシーンは、あそこまで、はっきり描かなくても…ちょっと(結論が)早すぎたかな。それぞれが、何かを発見する終わり方で、良かったんじゃないかと」

 村岡は3年以上も声が出ない。そのことにいら立つ妻美咲に「私の方こそ気が狂いそう」とひっぱたかれるなど、寺島と演じる夫婦のシーンは鬼気迫るものがある。

 ――寺島の印象は

 「共演は初めて。(現場では)ほとんど会話しなかったけど、うまく芝居が合っていたんじゃないかと思います。(共演者の演技に対して)ちゃんと反応できる人だと思いました」

 佐野は明大在学中に映画に出会い、80年代からピンク映画に関わり100本以上に出演。89年にはピンク映画監督デビューし「ピンク四天王」と呼ばれた。

 「僕みたいな無名な人は、いつも闘いですよ。世間からすれば…一般の人は(自分の存在など)誰も知らないですから」

 97年の「熟女のはらわた 真紅の裂け目」以降、監督作から遠ざかっていたが今年、監督・脚本・主演作「バット・オンリー・ラヴ」が公開された。

 「それが18年ぶり(の監督作)らしいので…。(空白の期間は)映画に対する情熱を失っていた。作品に対して、あれこれ注文をつけられてから嫌いになっていたんです。後悔しても、しょうがないですから。怠けていた部分を、取り返すつもりで生きていこうと思っています」

 その間の11年6月に咽頭がんが見つかった。ステージ4にまで進行しており、同7月に手術して声帯を失った。演技の大きな部分を占めるセリフを失ったが、ハンディは感じていない。

 「声の出る役は難しいけど、出ない役なら芝居的に昔と変わらないアプローチでできる。そんなに大変だとは思わないし、あまり変わっていないと思うけど、セリフがない分、表情を見てもらえているのかな」

 「秋の理由」では、病の経験を生かしたという。

 「病室のシーンが、そうですね。僕の(撮影)初日の、最初のシーンだったので、あまりうまく芝居できなかったんですけど」

 ――ベッドから起き上がって、窓から見える青空を見詰めたシーン

 「病室で、僕が何を見たのか? あれは、1つの希望であり、もう1度、生きようという意思…そのつもりだったんですけど、ちょっと失敗しちゃって」

 役者と監督、両方の顔を持つ佐野は自ら監督、脚本を担当した作品に主演するというスタイルを確立している。復活の年となった今年をへて監督、役者としてどこへ向かうのか。

 「役者も辞めようと思っていたんだけど、そうすると、あまりにも長く現場を離れそうなのでオファーがあれば出たい。けれど、声の出ない役は、そんなには…(求めていない)。監督作は、怠けていた前から(企画が)何本かあるので、それを1本ずつ」

 ――撮りたい企画を、具体的に教えてください

 「『青い目のお人形』。日米が友好的な時代にお人形を交換して(米国から贈られた人形が)地方の学校とかで大事にされていました。それが日米が開戦し、敵国の人形だということで焼かれたり、竹やりで突かれたり…。でも、その中で人形を隠して大事にしていた人たちが何人かいた。それを題材に、現代と戦時中を描く。(史実が書かれた)本を読んだりしています。最初に考えたの(企画)は青い目の人形を守り続けている老人と、竹の子族の少女の話。竹の子族の女の子を『君が代』の斉唱の時に立たない設定に変えた」

 シネコンが全盛の昨今、物語の筋や結末が分かりやすく、観客が考えなくても見られる映画がヒットする傾向にあると言われる。一方で作家性の高い単館系の映画は、上映する劇場も少なく、1本撮るにも資金が集まらないと危機感を訴える製作者も多い。映画ファンの側からも、多様な映画を選ぶことができないと批判の声もある。そのことについて、どう考えるのか。

 「(作り手が観客に)あまり思考させないようにしているんじゃないかな? 言い方を変えれば、観客を見下している。まぁ、脚本が完成して、いろいろな人に読んでもらえれば、少しは出してくれる人が集まると思う。(企画は)いっぱい、ありすぎて退屈しない。100歳まで生きても(時間が)足りないかも」

 筆談を中心に、時に口を大きく動かし、ささやくような声でインタビューに応じた佐野の取材は、1時間に及んだ。筆談器に「虐げられた者の叫びですよ」などとつづり、時に自嘲気味に笑う目の奥には、紆余(うよ)曲折を乗り越えた末、映画に立ち戻った男の熱い思いがギラギラとほとばしっていた。【村上幸将】

 ◆佐野和宏(さの・かずひろ)1956年(昭31)静岡県生まれ。明大在学中に同世代の松井良彦監督、石井岳龍(聰亙)監督と出会い、松井監督の79年「錆びた缶空」、石井監督の89年「狂い咲きサンダーロード」に出演。ぴあフィルムフェスティバルに入選した82年の自主製作映画「ミミズのうた」で脚本、監督、主演を務めるスタンスを確立。80年「変態SEX 私とろける」(渡辺護監督)「ラビットセックス 女子学生集団暴行事件」(小水一男監督)に出演しピンク映画に関わると、89年の「監禁 ワイセツな前戯」でピンク映画監督デビュー。自ら主演し、女優の岸加奈子とタッグを組み「ピンク四天王」として知られる。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161031-01731794-nksports-ent
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